源流へ還る日――秩父の峰と父の記憶
9月25日
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秋分の日は、霧と靄に包まれた静寂の朝を仲間三人で迎えました。 三峯神社にて、御眷属拝借をいたしました。
前日の台風がすべての大地を清め払い、奥宮から眺める秩父連山は雲ひとつない快晴。 まさに一期一会のような、天空と大地の美しさに息をのむ最高の登山日和となりました。
源から湧き出るひとしずくの水が、やがて大河となり、大海原へと還っていくように。 祖先を敬い、深い感謝の中で過ごした二日間でした。
「秩父」という地に立ち、ふと心に浮かんできたのは父の姿でした。 子供の頃、公務員として地元の水源地を守っていた父。 日々の気候や風雨に耳を澄ませ、山と水を守り続けていました。 東京へ出張する際にも、多摩川や荒川の源流について熱心に調べ、水の大切さをいつも私に語り聞かせてくれていたことを思い出します。
源流という言葉。 そして、私という命の源。
そのすべては父から受け継ぎ、今も私の中に静かに息づいているのだと、澄み渡る山のいただきで深く感じました。
守られている日々に、心からの感謝を込めて。



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