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母から譲り受けた茶碗と、アオモジの花と

  • 執筆者の写真: une-source
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  • 2月9日
  • 読了時間: 2分

季節の移ろいを感じて

(1枚目の写真:帛紗がかかった状態)


暦の上では春が始まりました。


これまでは、冬の寒さに耐えるように「雲龍の帛紗」で大切に覆っていたお道具たち。


鶴の扇や寒桜を愛でる冬の設えから、少しずつ春の準備を始めたいと思います。



帛紗を取り払う、その瞬間

(2枚目・3枚目の写真:梅の茶碗と棗が現れた状態)



二月半ば。雲龍の帛紗をそっと取り払うと、中から現れたのは力強い梅の絵付けが施された茶碗。


隠されていたものが見えるようになると、それだけで部屋の空気がパッと明るくなるから不思議です。


これらのお道具は、母から譲り受けたもの。


私自身、完璧なお点前ができるわけではありませんが、せっかくの美しいお道具を箱の中に眠らせておくのはもったいない。


「インテリアとして、そして実際に一服いただくために」


そんな想いで、今の私の暮らしに馴染む形に整えています。



アオモジの小さな花が教えてくれること


傍らに活けたアオモジも、小さな花を咲かせ始めました。


立ったままの枝から、ほのかに爽やかな香りが漂います。


「作法を披露する」と思うと身構えてしまいますが、「この季節の美しさを、お客様と一緒に楽しみたい」と思えば、自然と心が軽くなります。


お気に入りの和菓子を用意して、アオモジの香りに包まれながら、気負わずに抹茶を点てるひととき。


最後に


受け継いだものを、今の暮らしのペースで楽しむ。


そんな「普段使いの茶の湯」が、私にはちょうどいいようです。


皆様も、おうちに眠っている大切なものに、季節の風を当ててみませんか?

 
 
 

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